スピリチュアリスト、アイル・グラハムという生き方 〜セドナで最も有名な日本人ヒーラーにロングインタビュー 〜
- Posted by cosmicstars
- On April 3, 2019
- リーディング, アセンテッドマスター, スピリチュアル, セドナ, アセンション, ヒーリング
セドナ在住、アイル・グラハムさんは、高次元の存在たちとチャネリングを通して繋がり、人々が内なる光を強め、天命に沿って生きることをサポートするスピリチュアリスト。ワークショプ、講演会、癒しのリトリートなどをセドナと日本をメインにしながら世界各地で行なっています。 多彩な才能と能力を併せ持つ彼女に、ヒーラーになったきっかけからその使命、最近経験したクリスタライズ化に至るまで、あらゆることをインタビューしてきました。
スピリチュアリスト
アイル・グラハム
アリゾナ州セドナ在住。WOTEメディシナル・アロマ・セラピスト、米国アメリカン・チャーチ公認司祭者、祈り人。アセンデッド・マスター・ヒーリング、WOTEアロマセラピークラス、チャネリング、セミナー活動をセドナと日本を中心に世界各地で行なっている。高次元の存在とチャネリングし、人々へのメッセージを伝える傍ら、10年以上に渡って世界各国の長老、ネイティヴ・アメリカンのシャーマンらと共に世界各地で平和への祈りを捧げている。
アイルさんがヒーラーになったきっかけを教えてください。
私は小さい頃から見えないものが見えたりするような子だったんです。友達が欲しいものが先に分かっちゃったり、先生が自分に聞くことも分かってたから、それを先に答えたりしてね。いつも自分の周りの人たちが気持ちよくいられるように気遣いしすぎて免疫がどんどん下がって、虚弱体質になり、小学生の頃に胃炎にもなっていたほど。小学校と中学校の頃は出席日数ギリギリで、ほとんど具合を悪くして休んでいました。生まれたときから自分の中で人を施すことが普通になっていたんですよね。
親御さんはそのことを理解していたんですか?
はい。なので母は、今は世界中で私が一番住み心地がいい場所を見つけたといって喜んでいます。 日本にいた頃、その時の夫とヒーリングのクリニックを開業をして仕事をしてましたが、とても忙しくなって、人のヒーリングどころではないくらい自分が疲れてしまって、自分の人生を大きく変えるため、仕事を辞めて、離婚もして、スーツケースだけ持ってセドナに来ました。そのときは生活のために、今はなきセドナのアジアンマーケットでレジのアルバイトをしていました。そこでもお客さんが肩凝ってるのとか頭痛があるのとかが分かってしまうので、レジの脇にある椅子に座ってもらってヒーリングしてあげたりしてました。そういう積み重ねが重なってまたヒーラーに戻ったんです。だから私は生まれながらにしてヒーラーで、これが天命なんだと思います。
その後セドナで結婚されたんですね。
はい。彼はもうすで亡くなっていますが、最初に夫と出会ったのは、ミュージシャンとチャネラーとして、日本に来たときです。その後私がセドナに来てからは、そういうご縁があったので、一か月に一回くらい会ってお茶してたんですけど、そのうち2年くらい経ってからプロポーズされて結婚したんです。彼がアセンデッドマスターのチャネラーだったから、私もそれからアセンデッドマスター含めスピリチュアルの学びを改めて受けたんです。24時間ずっと、ほんとに厳しかった……。夫であり、ティーチャーであり、って感じで。私はそれまではお化けとか霊的なものからの影響を受けやすかったのですが、スピリチュアルの世界のシステムを夫から学び、自分が繋がりたいスピリチュアルの次元を選んで繋がればいいんだってことに気づいてからは、意識的に繋がる以外は、見えなくなったんです。
旦那さんはどんな人だったんですか?
宇宙の愛や無条件の愛がいっぱいだけど、良い意味で人間らしい情のない人でした。私がネガティヴなことを言うと夫が「それは君の本質からきているの? 」とすぐに問いただしてきたり、言い訳や謙遜をすると「言い訳や謙遜ばかりの人生になるよ」と言われて、ハッとしたり。私が「あれやりたいけどやったら上手くいかないかも……」ってウジウジ迷ってると「Wake Up!! それはたわごとだ」と喝を入れられたり。たった5年の結婚生活だったんだけど、後半2年半は腸が破裂して人工肛門になって、車椅子の生活になってしまってね。 そんな生活になっても彼はオーラが大きくて王様のようで。身長175cmだったのに最後は体重が30kg台になって、骸骨みたいになっちゃったんだけども、最後まですごかったの。発する言葉もオーラも。「僕は一日寝込んだら次の日死んじゃう」って言って、その通り、亡くなる一日前に具合が悪くて寝込んで、「僕はアセンションするよ」って言って私の腕の中で亡くなっていったんです。それが2009年のことでした。亡くなってからも彼がアセンデッドマスターと私の間を愛で繋げてくれて、より鮮明にすごい感じるようになっていって……、今、私のアセンデッドマスター・ヒーリングがあるのは彼のおかげです。夫のやり方が入ってくるから私のリーディングは情がなくて、容赦がないの。中途半端なことはしない、その人の可能性、天命、光だけを見るって決めていて、他にも伝えたいことがあっても、スピリットが伝えないで、といえば、それは言わない。人は体験して、気づくことも大切だから、あえて「わかりません」っていう勇気を持つ。それが本当の愛だってことも教えてもらったの。
アイルさんにとってスピリチュアル的な目醒めっていうのはいつ頃ですか?
それは小さい頃で、祖父の存在が大きいですね。彼は海軍の軍人さんだったんだけど、超能力者としても働いていたそうです。私が生まれてからはエネルギー的に守ってくれて、言葉が話せるようになってからは普通に見えない世界の話をしてくれたり、超能力ごっこをして遊んでくれて。軍人を終えてからは千葉で八百屋を始めて、地元でいちばん大きな青果問屋にしちゃったの。スピリットとともに生きながらも社会的成功も収める素晴らしい人でした。93歳で亡くなったんだけど、そのとき私は中学3年生で、母は9人兄弟で従妹だけでも40人ぐらいいて親戚家族を入れると100人以上になるんだけど、ベッドで亡くなる前に私の名前を呼んだのね。「えー、なんで私が呼ばれるの? 」って驚いたんだけど、祖父が私の手を握ってエネルギーを伝授してきたの。あれって今思えばアチューンメントで、最後の最後に祖父が持っていたサイキック能力をすべてを私に与えてくれたんだって。夫も死ぬ間際に「Hold the light (光を保て) 」って遺言とともに、目を見つめながら亡くなっていったの。彼も最期に自分の持っていた能力すべてを私に託したんだよね。
アイルさんはアセンデッドマスター含めあらゆる存在からメッセージをもらっていると思いますが主にどんな存在が多いですか?
その日そのときで違いますね。特に、マザー・マーリー、マグダラのマリア、イシスが多いです。今はエルモリアが入ってきてて、どこか男性っぽいでしょ。私の中に入ってくる存在のお役目や教えによって私の様子は度々変わるの。クライアントさんが目の前にいたら、その人を守っているスピリット、ご先祖様が私のハイヤーセルフを通して私の中に来るのね。だから私は特に繋がるスピリットは決めてないんです。そのときそのときで、必要な方が私にメッセージをくださるという風に設定してるの。特定の誰と繋がっているということにこだわると、自分に制限をかけちゃうってことになるから。
アイルさんがスピリチュアル能力を高めるためにしている習慣ってありますか?
まずお酒を飲まない、ヒーリングの前はカフェインを摂らない、さらにリトリートなどで、クライアントさんと24時間一緒にいるときはお酒もカフェインも摂らない。それと大きい祈りや世界平和のためにお祈りをするときには断食に入ります。最高10日間、水しか飲みません。そうすることでパイプになるんですね。断食を初めて最初の日は毒素で首が痛くなります。身体が清らかなパイプになるまでは、吐き気とか頭痛が起きるんです。よく、” アイルさんみたいに祈りを挙げる人になりたい” って言われるけど、私は責任いっぱいで、見えない世界と向き合う恐怖もあるし、たくさんの修行があるんです。例えばある国でテロがあっ た数日後に現地に乗り込んで、血がべったりついた場所でお祈りしたり、また別の国では、クーデターが起きる前日に祈ったり、そういう危険地帯に入り込んでいく勇気も必要で。それらは全て (高次の存在に) 言われるからやっているんです。最初はその修行に入り込みすぎて半年間、免疫力が下がってベットから出られなくなっちゃったこともありました。でも、だから嫌だって風にはならず、それらは私が強くなっていくレッスンだって思ってました。そのときやって効果があったのがお塩の風呂に入ること。エプソムソルトやヒマラヤンソルトと重曹をお風呂に入れて、頭まで丸ごと浸かるんです。またクライアントさんが多くいらした日ももちろんやります。寝てる間にも邪気が入ることもあり、そういう朝はシャワーを浴びて洗い流します。水の浄化力ってすごいんですよ。特にこういう職業をしてる人は手を洗ったり、水のスプレーをしたり、お風呂にもできれば朝晩入ったほうがいい。あと私はMr.スリムが開発したレムリアン・ヒーリングツールというものを使っていて、家の波動や身体の波動を上げています。それらのツールの中で、二本の銅線をねじって輪にしたものは、地球や太陽の円周を何分の一かに縮めたもので、通常、銅は、輪の右側と左側の極がプラスとマイナスになるのだけれど、これはどちらもプラスになって光の柱が出来て、輪の中のエナジーフィールドを目で確認することができます。またコイル状になったヒーリングツールは、身体に向けて右回転にすることで、身体の中のマイナスエナジーを外に引き出し、プラスのエナジーに変えて、身体の中に戻してくれます。私は、こういう天才が発明してくださったものを取り入れてからだを楽にするように心がけているの。こういう新しいテクノロジーもそれぞれ発明した人が高次元からメッセージを受け取っていますからね。
アイルさんにとっての理想ってどんなものですか?
私にとっての理想は一瞬一瞬、常に自分らしくあるがままでいられること。それってエゴも期待も後悔もなくて、今この一瞬が幸せ、マル!! ってできる状態。最高でしょ。誰もがその状態だったら、争わなくなるんだよね。みんな物足りなく感じるものを、誰かからもらったり、奪ったりして、そこを埋めてる。または、自分が上に行きたいからって誰かを押さえたり、ジェラシーを燃やしたりしてね。だから私はみんなそれぞれが自分自身で完結できる状態となるヒーリングを目指してます。
アイルさんが最近体験したというクリスタライズ化について教えてください。
地球がどんどんアセンションの準備に入ってるので、その上にいる地球上の全員がアセン ションの影響を受けているんですけど、私はすでにその影響を大きく受けていて、2018年の除夜の鐘を聞くまでは普通に食事してたんだけど、年越しそばの辺りから食べ物が 受け付けなくなって、体が高熱と痛みでむしばまれて動けなくなって、その後三日間寝続けたの。とはいえ1月5日にワークショップがあったから4日には回復しようって決めたけど、ずっとご飯が食べれなかったから、一緒にワークショップをやった並木 (良和) さんからは「アイルさん顔が全然違う!!」って言われました (笑) 。熱もずっと下がらなくて、それが結局2月まで続いたの。固形物がのどを通らなくなってスムージーを飲んでいたんだけど、それもだんだん飲めなくなって、ロージューサーで水分だけにして飲んでました。実際にこの時は、肉体をようやく保っていた感じ。全身にフォトンを浴びるフォトンセラピーを受けたり、CS60というヒーリングツールで免疫力を上げて、やっと最近回復したんです。
CS60ってなんですか?
CS60は西村光久先生が作られた細胞が蘇るステンレス製の器具で、細胞内のミトコンドリアに働きかけて活性化させて、免疫力や自然治癒力をアップさせて、老化防止やダイエット、 美容効果を与える素晴らしい健康施術器具なの。これを西村先生本人から直接習うことができたんです。彼はもともとエアコンとか換気扇などの空調の発明をしていたんだけど、このアイディアがスピリットから降りてきてCS60ができたそうです。瞑想して、いいお水や食べ物を摂っていくのもいいけど、私はこういう近未来的なツールを使うことでさらにクリスタライズ化の進行を早めたんです。体調が回復すると今度はいろんな種類の感情の浄化がやってきたの。特に夜、虚しさ寂しさ、認めてもらいたい気持ちとかが押し寄せてきて、もう生きてる価値も見つからず、肉体を離れたい気持ちに包まれたり。自分でもそんなネガティブなものが奥深くに潜んでいたことにびっくり。そういう波動の中にいると、いつもは気にならない私に対する悪口、 陰口が気になってきて、ついには怒りが出てきて。そういう中をぐるぐると彷徨いながら、ネガティブのトンネルから抜け出る道を探してました。でもそういう感情や思いは、ずっとそこにあるものではなくて、自分が決めれば、数分後には違う形になると知っているから、意思の力と呼吸法を使って自分の中の光を探した。このテストは数週間続きましたが、最近ようやくトンネルの外に出たんです。
体調が良くなったら今度はメンタルにきたんですね、
そうなのです。身体と感情体のトンネルの後は、メンタル体のトンネルが来たの。これは自分の目線というか、立ち位置が問われるテスト。物事を感情体からではなくて、客観的に意識体で見るテスト。感情体に左右されず、意思を使って、高次元へと繋がれることを選択する勇気。そして、ユーモア。これが宇宙の愛だった。全ては、愛のあるユーモアに変えることができる。それが心のゆとり。これらの一連のテストは、多くの人がこの順番で経験するみたいです。そしてこれは、アセンションへのプロセスでもあるの。たまに ”アセンションした” って言ってる人いるけど、生きててアセンションした人なんてほぼいないんです。アセンションのプロセスを進んでるだけで完全にしたわけじゃない。日本人が素晴らしいのは、生まれ持ってスピリチュアルで、普通に神とともにいられること。だから、ファッション的にスピリチュアルを語っちゃうのはもったいないです。目を閉じて内側の神を見て欲しい。きっとすごい崇高なる次元と繋がれるから、ぜひそれを思い出してほしい。
2020年のアセンションに向けて人々はどんどん目醒めていくんですね。
そう、とはいえ自分の努力と勇気もないとダメですね。アセンションへのドアは開くけども、そこに向かっていくには痛みもあるし、手放す勇気も必要で。何度も何度もブロックにぶつかったり、さらにはブロックを作っちゃったりして、一瞬にして人はクリアにはならない。だけど、何度ぶつかっても向かっていく勇気っていうのが今私たちに必要なの。人は手伝ってくれないし、チャネラーもヒーラーも、宇宙からのゲートから注ぎ込むエネルギーも、そのプロセスを助けるだけであって、すべてブロックを取り外すのは自分でしかできないの。それを遂行するには痛みを必ず伴います。そしてその過程において人と比べない。みんなそれぞれのペースを持っているからお互いをあるがままに尊重していくの。ユーモアと遊び心を持って。
ではアイルさんのネクストステージって何でしょう?
私は具体的な目標は持たないんです。想像以上にやるべきことがくるので、常に今にいて、できることを精一杯して、その時にやってきた流れに乗っています。そうすると、想像以上に素晴らしいことがやってきます。でも目標というか、アセンディットマスターに願いはしています。毎年12月15日から1月15日の間にアセンデッドマスターが3次元近くまでくるので、アセンディットマスターのカルマ評議会宛てに、次の12か月間にかなってほしい願いを書くのです。そして、それが叶う引き換えに、地球と人類へ何を奉仕するかも書きます。そして、大晦日にそれを燃やします。そういえば昨日、5年前に書いたスピリットへの手紙が出てきて、それに書いたことが全部が叶ってました。カルマ評議会には観音様やレディ・ナーダなどがいて、私たちのカルマを評価しています。私たちは、アセンションするためには、カルマを51パーセント解消する必要があります。半分より1パーセント多く解消したらアセンションできるのです。アセンションの条件が揃ったかどうか判断するのがこのカルマ評議会です。だから生きているうちに生まれ持ったカルマをどんどん解消すべく行動していきましょう。
インタビュー・文 : 小泉いな子
写真提供 : Masayo Benoist